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大村シャモット

一般に、粘土を一度焼成したものをシャモットと言います。粘土鉱物は結晶水を持つため、耐火粘土をそのまま成形・焼成すると収縮を起こし、亀裂やわん曲を生じます。そのため、粘土塊のまま、または各種粘土を混合し煉瓦形状に成形して炉で焼成し、安定な形態にして使用するのです。
当社のシャモットは、特にマグネシア(MgO)成分を添加して焼成し、コーディエライト相を生成させMgO-Al2O3-SiO2系の低熱膨張性のシャモットとなっており、そこが一般のシャモットと大きく異なるものとなっています。そのため、耐火度が低い割には加重軟化点が高く、陶磁器用匣鉢、棚板その他急熱急冷に対する抵抗性を要する耐火物として利用する上で優れた性質を有しています。

品種

C-P
荷姿 ・フレコンバッグ(800kg、1000kg)
・紙袋(25kg)

化学組成

製品規格(C-P) 代表値
Al2O3 (wt.%) 34.1
MgO (wt.%) ≧ 10.5 12.0
SiO2 (wt.%) 50.0
Fe2O3 (wt.%) ≦ 3.5 3.2
鉱物相 コーディエライト(2MgO・2Al2O3・5SiO2),
ムライト(3Al2O3・2SiO2

物性値

製品規格(C-P) 代表値
見掛け気孔率(%) ≦ 30.0 24.3
嵩比重 ≧ 1.70 1.88
吸水率(%) ≦ 16.0 13.0
熱膨張率-1000℃(%) 0.2
耐火度(SK) 16

標準粒度

C-P
6 – 3 mm
3 – 1.5 mm
1.5 – 0.7 mm
– 1.5 mm
0.7 – 0.2 mm
– 0.2 mm